虎之助の徒然記

Win10で激安ワンセグチューナZOX DS-DT308が動いた!

 4K環境を構築しましたが、購入した4Kテレビがピクチャ・イン・ピクチャ(Picture In Picture, PinP, PiP)に対応していなかったので、いろいろ調べて、激安ワンセグチューナーZOX DS-DT308SVを購入しました(前回記事)。ダメ元で購入したのですが、意外と使えます。

1. ゾックスDS-DT308SV

 USBテレビチューナとしてソックスDS-DT308SVをAmazonから725円で購入しました。

 姉妹品として、DS-DT305WH(DS-DT308の旧モデル)、DS-DT310BK(FMラジオも可)もありましたが(型番のWH,BK,SVなどは本体色)、FMラジオ不要なのでDS-DT308SVを購入しました。いずれも、サポートしているOSは、Windows7までですが、一応、Windows10 (64bit)でも動作報告がありました(動作しないとの報告もあり)。まあ、安い機種なので、動けば儲け物程度の気持ちで購入しました。

2. 梱包物

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本体とアンテナ、F型端子接続用のケーブル、CD-ROM他が入っている。

3. 設置とインストール

3.1 設置

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アンテナは伸ばすと、約22㎝。ネジの締付が非常に固いので、少し緩めた方がよい。

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dynabook AZ77に接続。本体のアンテナ端子は華奢なので、丁寧に取り扱う。

3.2 インストール

 CD-ROMは使わず、ZOXの公式ページあるソフトウェア(chusei_pvr8_32_01.exe)を使ってインストールしました(注:現在、アクセスできません。追記参照)。

 zipファイルを展開すると、Setup.exeがあります。インストールするのは、視聴用ソフトウェア「CHUSEI PVR」とドライバ「Driver for 1 SEG Tuner」ですが、このSetup.exeで両方ともインストールできます。

 ショートカットが正常にリンクされないなどとの報告があったので、基本的に全てデフォールトのままインストール。入力したのは、「ユーザー名」「会社名」「シリアル番号」の3つだけです。シリアル番号は、CD-ROMに添付してあるものを使います。

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(a) インストールするソフトの選択。
デフォールトのままでOK。

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(b) 視聴ソフト「CHUSEI PVR」のインストール。
入力項目は、「ユーザ名」、「会社名」、「シリアル番号」

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(c) ドライバのインストール。
デフォールトのままでOK。

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(d) コンピュータの再起動。

4. 動作確認

4.1 初期状態で動作を確認

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(a) ショートカットをクリックする。
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(b) 地域を設定して、周波数スキャンの完了まで暫く待つ。
フジテレビが受信できず。

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(c) だいたいは問題なく映るが、ときどき受信できないときがある。

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(d) 43型4Kテレビ・初期設定(400x225)で、iPhone5sより少し大きい画面サイズ。
画面サイズは可変。今は、640x360で視聴(7インチタブレットとほぼ同じサイズ)。


 画質はそれなり、音質は普通。

その他、気が付いた点は、以下の通り。

  • チャンネル切替は、8~10秒。
  • テレビ画面を常時前面に出すこともできます。
  • マウスのホイールで音量調整、数字入力でチャンネル変更可。
    • サブ画面なしで、基本的な操作ができます。
  • 番組表は、視聴しているチャンネルの番組表のみの表示。
    • 放送中の番組表がないので、チャンネルを選びが不便です。
    • 数時間先までしか表示されないのは、ワンセグの仕様のようです(Wikipedia)。
  • CPU負荷は2~3%程度(Core i7 4720HQ@dynabook AZ77)。
  • 録画やタイムシフト機能は使う予定はないので、動作確認はしていません。

後は、耐久性ですが、しばらく使ってみないと良く分かりませんね。

4.2 室内アンテナと接続

 予想通り、ロッドアンテナでは受信が安定せず、実用レベルではありませんでしたので、F型変換ケーブル経由で室内アンテナを接続しました。受信状況も改善し、いまのところ安定してテレビ視聴ができています。

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(a) 1byoneの室内アンテナを接続。

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(b) チャンネルスキャンをやり直す。
新しく、TVK、フジテレビと周波数帯が違うNHK携帯G.東京と、NHK携帯2が受信可能となった。

5. 最後に

 激安テレビチューナーで使えるか不安でしたが、特に問題なく動作しています。ピクチャ・イン・ピクチャでテレビを見る用途には十分満足できる製品でした。

(2017/2/3)

(追記:2018/3/11)
現在、ゾックスのホームページ(http://www.zox-net.com/)にはアクセスできません(存在していないようです)。

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Windows10でPinPできるTVチューナーを探した

 昨年購入したLGの4Kテレビは、ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP, PiP)ができない機種だったので、パソコンモニタとして使うと、パソコンを使いながらのテレビ放送の視聴、「ながら視聴」ができません。先の記事で、PinPできる4Kテレビを探しましたが、現行モデルでは、シャープのAQUOSのみがピクチャ・イン・ピクチャをサポートしている機種でした。今更、テレビを買い替えるわけにもいかないので、別の方法でテレビ放送のPinPをできる環境を構築したいと思っています。

 テレビ放送のながら視聴を実現するには、パソコンにチューナーを取り付ける、タブレットをテレビ化する、新しくテレビを購入するなどいろいろ方法があると思いますが、今回の記事では、Windows10のデスクトップアプリに対応したテレビチューナーについて調べました。なお、内蔵ボードについては、今回の調査対象外です。

1. Windows10で使えるパソコン用テレビチューナー

 パソコンでテレビ放送を視聴できるチューナーがあります。これらの製品には、USBで直接接続するものもあれば、LAN経由で接続するものもあります。このような製品を使えば、テレビ放送をパソコンから視聴できます。しかし、Windows10では、ストアアプリとデスクトップアプリがあり、ストアアプリでは全画面表示となってしまいます。このため、テレビ画面をPinPするにはデスクトップアプリが必要となります。問題なのは、全ての製品がWindowsのデスクトップアプリをサポートしているわけではなく、ストアアプリのみの提供であることもしばしばあります。

 仕様を見ても、Windowsのストアアプリか、デスクトップアプリなのかはっきり書いていない場合もあることもあるので、見落とさないように気を付けなければなりません。この記事でも見落としがあるかもしれませんので、ご注意ください。

 以下では、USBタイプのチューナーとLAN接続タイプのチューナーについて紹介します。

2. USBタイプのテレビチューナー

2.1 調査対象のリストアップ

 価格コムでPC用テレビチューナーを検索すると(検索結果)、1000円を切る格安のワンセグ用USBドングルから、地デジ/BS/CS対応の本格的なものまであります。一時は、IOデータ、Buffalo他多くのメーカが、USBワンセグチューナーを商品化していたようですが、今でも新製品を販売しているのは、ピクセラとKEIANだけとなったようです。

 価格コムの検索結果から、Mac用やレビュー数が少ない、流通が少ない、生産終了品などを除き、調べていて新たに見つかった機種を加えると、以下の機種が残ります。以下では、これらの機種について紹介します。

ゾックス
ワンセグ
Win7
製品情報(*1)

ゾックス パソコンでワンセグテレビを楽しめるUSB接続ワンセグチューナー ホワイト DS-DT305WH
ゾックス
ワンセグ
Win7
製品情報(*1)

ゾックス USBワンセグチューナー シルバー DS-DT308SV
ゾックス
ワンセグ
Win7
製品情報(*1)

ゾックス パソコンでワンセグテレビとFMラジオを楽しめるUSB接続ワンセグチューナー ブラック DS-DT310BK
KEIAN
ワンセグ/地デジ
Win10
製品情報

KEIAN 薄型コンパクトPC用USB地デジチューナーPC用 USBバスパワー KTV-FSMINI
IOデータ
地デジ
Win10, iOS, Android
製品情報(*2)

I-O DATA 地デジ対応 トランスコード搭載TVキャプチャー USBモデル「テレキング」 GV-MVP/FZ2
ピクセラ
ワンセグ/地デジ
Win10,Winストア,iOS,Android
製品情報

ピクセラ Windows/Android対応テレビチューナー PIX-DT300
ピクセラ
地デジ/BS/CS
Win10
製品情報

ピクセラ Windows向け SeeQVault 3波対応(地上/BS/110度CSデジタル放送)Station TV USB接続 テレビチューナー PIX-DT295
ピクセラ
地デジ/BS/CS
Win10
製品情報

ピクセラ ダブル録画対応 Windows向け USB接続 テレビチューナー SeeQVault書き出し対応 PIX-DT295W
ソニー
地デジ/BS/CS
iOS,Android,Win10
製品情報

nasne 1TBモデル (CUHJ-15004)

*1: Windows10は非対応だが、動作報告多数あり(動作しない報告も多数)。
*2: 2016/6/8に生産終了。まだ、流通している。

2.2 ZOX

 ワンセグで十分と割り切って使うのならば、ゾックスの1000円前後の格安USBチューナーが候補となります。但し、対応OSはWindows7まで。Windows10(64bit)でも動いたという報告もあれば、駄目だったという報告もあります。信頼性もあまり高い機種ではないので、動けば儲け物ぐらいの気持ちで購入するのが良いでしょう。

 基本的に付属のロッドアンテナでは、受信できないことが多く、付属のF型コネクタでアンテナ線に接続する必要があるそうです。

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引用元:製品ページ

2.3 KEIAN

 ワンセグ・地デジ対応のUSBチューナーで取扱店も多いのですが、レビューがまだ少なくて評判は今一つ分かりません。ピクセラのPIX-DT300との差額も大きくないので、二つを比べたら、筆者なら、PIX-DT300を購入します。改造して特殊用途に使えるので、一部には人気があるのかもしれませんが、...。

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KTV-FSMINI 引用元:製品ページ

2.4 IOデータ

 特徴は、パソコンに複数させば、最大で8チャンネルの同時録画ができる点とブルーレイディスクにダビングできる点でしょうか。

 また、対応するIOデータの無線LANルーターにさせば、iPhoneやAndroid端末で視聴できるようになる点も面白い点です。無線LANルーターを一緒に買い替えて、スマホ・タブレットで見るだけなら、ソニーのnasneやピクセラのPIX-BR310が比較対象になります。但し、対応無線LANルーターも生産終了品なので、素直にnasneやPIX-BR310を購入した方が良さそうです。

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テレキング GV-MVP/FZ2。引用元:製品ページ


(追記:2019/2/21) GV-MVP/AZが現在の最新機種です。

2.5 ピクセラ

 ピクセラは、PC用テレビチューナーの老舗。地デジ対応で新しいUSB接続モデルがあるのは、ピクセラとなります。

2.5.1 ピクセラ PIX-DT300

 PIX-DT300は、 録画機能等はなく、シンプルに視聴する機能のみですが、パソコン(Windowsデスクトップアプリ)だけでなく、Android端末やWindowsタブレット(ストアアプリ)に対応しています。

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図. PIXELAのPIX-DT300。引用元:製品ページ
Android端末にも、パソコンにも接続できる。



2.5.2 ピクセラ PIX-DT295, PIX-DT295W

 地デジ・BS・CSに対応した本格的なPC用チューナーです。PIX-DT295Wはチューナーを二つ搭載し、2番組同時録画や裏番組録画に対応しています。また、パソコンを常時起動する必要はなく、パソコンがスリープ状態でも、録画可能です*1。PIX-DT295Wを2つ組み合せることで、4番組同時録画もできます。

 また、ホームネット上のスマホ・タブレット(iOS,Android,Windows,Kindle Fire)で視聴することもできます。特にKindle Fireに対応しているのは、この製品とピクセラのPIX-BR310シリーズのみです。

 パソコン不要のPIX-BR310L・PIX-BR310Wではチャンネル切替で数秒の遅延があり、接続が不安定となる場合もあるそうですが、こちらの機種はパソコンに直接接続するのでそういうことも少ないようです。但し、スマホ・タブレットのアプリに関しては、ストアの評価を見る限りでは、必ずしも良いとは言えません。

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図. PIXELAのPIX-DT-295のホームネットワーク。 引用元:製品ページ
ホームネットワーク上のスマホ・タブレットで見ることが可能。

2.5.3 ピクセラ Xit Stick、Xit Brick(追記:2019//2/21)

 現行機種として、PIX-DT295の後継機Xit Stick(XIT-STK100)、PIX-DT295の後継機Xit Brick(XIT-BRK100W)が発売されています。

  • Xit Stick:USB スティックタイプ、WIndows・Mac対応、地デジチューナー(amazon
  • Xit Brick:USB接続、WIndows・Mack対応、地デジチューナー、2番組同時録画(amazon)  

3. ホームネットワーク対応のチューナーで視聴する

ソニーnasne

 このタイプでWindowsデスクトップアプリで視聴できる製品には、ソニーのnasneがあります。

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ソニーのnasne。 引用元:製品ページ

 テレビ、パソコン、スマホ・タブレット(iOS, Android)に加えて、PlayStationやWalkmanからもアクセスできるようです。1TBのハードディスク内蔵、地デジ・BS・CS対応。同時録画や裏番組録画などには対応していません。テレビ録画の他に、NAS機能もあり、写真や動画・音楽なども視聴でき、多機能な製品です。

注:類似製品にIOデータの録画対応チューナー(HVTR-T3HD1, HVTR-T3HD2, REC-ON(HVTR-BCTX3), テレキング(GV-NTX2)がありますが、Windows10で使う場合でも、Modern UI(ストアアプリ)しかサポートしていないため、デスクトップ環境でPinPはできません。

4. 最後に

 ながら見できる環境を整えたいと思っています。今回、Windows10環境でPinPするためのTVチューナーを調べましたが、とりあえず、ZOXのUSBチューナーを発注しました。これが、それなりに動けば、これで十分かなと思っています。

 動かなかったら、ピクセラのPIX-DT295Wを購入するか、スマホ・タブレット対応のピクセラのPIX-BR310Wを使ってiPadやFire HDをテレビ化するか、新しくテレビを買うか、そのまま暫くは我慢するかと思案中です。

(2017/2/2)

(追記:2017/2/3) 無事、ZOXの激安チューナーが動きました。

(追記:2017/12/7) PLEX社の製品

PLEXという会社でも4機種の外付け地デジチューナーを発売しています。

PLEXは、この他に、USBドングルタイプのBS/CSチューナーや内蔵タイプの製品も発売しています(製品一覧)。

但し、PLEXの製品自体にはアプリケーションソフトがないので、自己調達する必要がありますので、素人は手を出してはいけません。

調べると、「TS抜き」と不穏なキーワードが付くソフトが世の中で出回っているようです。やはり、素人は手を出してはいけません(が、個人的には魅力を感じる(^^;)。

(追記:2019/2/21) 4番組同時録画対応の地上デジチューナーPX-Q1UDも発売されました(amazon

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ROOMの製品リスト

 楽天ROOMに製品リストをまとめています(随時更新)

最新価格

(2019/2/21更新)

ピクチャ・イン・ピクチャができる4Kモニタを探した

 前回記事で、ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP, PiP)ができる4Kテレビについて書きましたが、ついでに4Kモニタについてもまとめました。テレビチューナーと4Kモニタの組合せで、「ながら見」環境が構築できます。

1. ピクチャ・イン・ピクチャ対応の4Kモニタ

 価格コムで33インチから64インチの間で、PinP表示が可能な4Kモニタを検索したところ、6機種が見つかりました(検索結果)。PinPの子画面の大きさについては、各社バラバラなので、思い通りの大きさで表示できるか確認しないと、期待外れとなるかもしれません。残念ながら、各社、PinPの表示例を提示していることは少なく、レビュー記事や店頭などで確認する必要があります。

 以下では、メーカー発表資料やレビュー記事から、PinPの表示例を示します。

IOデータ
LCD-M4K401XVB
製品情報

I-O DATA モニター ディスプレイ LCD-M4K401XVB 40型 (4K対応/60Hz/リモコン付/5年保証)
Philips
BDM4350UC/11
製品情報

Philips 43型ワイド液晶ディスプレイ (4K対応/IPSパネル/5年間フル保証) BDM4350UC/11
Acer
ET430Kwmiippx
製品情報

Acer 43インチ 4K モニター ディスプレイ ET430Kwmiippx 3840x2160/IPS 半光沢/HDMI×2
DELL
P4317Q
製品情報

Dell ディスプレイ モニター P4317Q/4K/42.5 インチ/IPS/8ms/DP,mDP,HDMI,VGA,RS232/USBハブ/3年間保証
DOSHISHA
D491
製品情報

DOSHISHA 49型4K液晶ディスプレイ (4K対応/ADSパネル/DP,HDCP 2.2 60p,HDMI 30p,VGA/リモコン付属)
iiyama
ProLite X4070UHS
製品情報

iiyama 40型 4Kワイド液晶ディスプレイ(40inch/3840x2160/DVI-Dx1/HDMIx2/D-subx1/DisplayPortx1) X4070UHS-B1
40型クラスのピクチャ・イン・ピクチャ表示が可能な4Kモニタ


2. 各製品の子画面サイズ

2.1 IOデータの40型4Kモニタ(LCD-M4K401XVB)

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引用元:PC Watch

2.2 Philipsの43型4Kモニタ(BDM4350UC/11)

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引用元:ひまつぶしBlog 3rd Stage
全体を4等分に分割した内の一つに子画面を表示する。

2.3 Acerの43型4Kモニタ(ET430Kwmiippx)

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引用元:プレスリリース
上記のPinPの図がイメージ図なのか、実際のキャプチャ画面か不明(子画面の大きさは要確認)

2.4 DELLの43型4Kモニタ(P4317Q)

f:id:toranosuke_blog:20170131020404j:plain:w400
引用元:製品紹介
4つに等分割した画面の一つを子画面にしている。

2.5 ドウシシャの49型4Kモニタ(D491)

子画面の大きさは、大中小の3段階で調整できる。写真は子画面が小の場合。 f:id:toranosuke_blog:20170131031401p:plain
引用元:製品ページ
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子画面サイズ:小
f:id:toranosuke_blog:20170130234120j:plain:w400
子画面サイズ:中
f:id:toranosuke_blog:20170201130449j:plain:w400
子画面サイズ:大
引用元:理想ちゃんねる

2.6 iiyamaの40型4Kモニタ(ProLite X4070UHS)

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引用元:製品ページ
子画面のサイズは標準・小・大から選べる。

3. 最後に

 個人的には、テレビは小さな子画面で見たいので、IOデータやPhilips・DELLの子画面サイズではなく、Acerやドウシシャ・iiyamaの子画面サイズの方が好みです。他の仕様を考えなければ、価格でAcerでしょうか。

(2017/2/1)

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最新価格

ピクチャ・イン・ピクチャができる4Kテレビを探した

 昨年4月にパソコンのモニタ用とテレビの兼用として、LGの4Kテレビを購入しました。仕様を良く調べず、買ってから気が付いたことは、ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP。メイン画面の中に小さなサブ画面を表示する親子表示機能)が使えないことでした。現在使っている2011年に購入した安いモデルのブラビアでも、PinP機能があって、パソコンモニタとして使いながら、画面の端にテレビ放送の表示ができたので、調べるまでもなく、PinPはあるだろうと思っていたのでした。

 昨年時点の判断としては、LGの4Kテレビは、ダントツの安さだったので、納得しようと思っていますが、納得しきれていなかったりもします。モヤモヤとして気持ち悪いのでした。当時のテレビのラインナップは調べられないので、現在のライナップで、ピクチャ・イン・ピクチャがあるのか調べてみました。

1. ピクチャ・イン・ピクチャによる2画面表示

 2011年に購入したソニーのブラビア(KDL-32EX72S)では2画面表示が可能でした。ソニーの中では安い方のモデルなので、テレビには、2画面表示機能は当然のものと思っていたのです。前回の記事を書く際に少し調べてみましたが、2画面表示機能がある機種が意外と少なさそうだったので、改めて、探し直してみました。

 2画面表示には、図に示すように二つのケースがあります。一つは、左右分割する場合(Picture by Picture, PbyP, PbP)と親子表示する場合(Picture in Picture, PinP, PiP)です。欲しいのは、パソコン出力を親にして、地上波を子にする親子表示です。価格コムで調べてみると、2画面表示機能で検索できますが、PinP表示できるか、どうかは、それぞれの機種ごとに調べる必要があります。

f:id:toranosuke_blog:20170128164553p:plain
(a) 製品説明のイメージ図。引用元:製品ページ
f:id:toranosuke_blog:20170128144357j:plain:w300 f:id:toranosuke_blog:20170128144402j:plain:w300
(b) 実際の画面。親画面は外部入力(FireTVの出力)
左側がPbyP表示、右側がPinP表示。PbyP画面内では右がFireTV、左が地上波。PinP画面では親画面がFireTV、右上の子画面が地上波。 PbyPの画面サイズは可変。PinPの子画面は、(a)のイメージ図よりも大きい。
ソニーBRAVIA KDL-32EX72Sの2画面表示。

2. 調査対象のリストアップ

 価格コムで、「画素数:3840x2160、画面分割」の条件で検索すると、LG、シャープ、ソニー、パナソニック、東芝の82製品がリストアップされます(検索結果)。

 条件に画面サイズを37型~46型を加えると、40型、43型の計11機種がリストアップされます(検索結果)。

 価格コムの検索条件の「画面分割」は、PinPとPbyPを区別していないので、機種毎に調べる必要がありますが、11機種となると、全機種確認できそうです。

 これに生産終了等でほとんど流通していない製品を除外し、Amazonなどを調べているうちに見つかった機種を加えて調査しました。調査対象となった機種は、以下の通りです。但し、LG 43UF7710は、PinP非対応ですが、筆者が購入したモデルなので、調査対象にしています。

AQUOS
LC-40U30
製品ページ

シャープ 40V型 AQUOS 4K 液晶テレビ リッチカラ―テクノロジー搭載 LC-40U30
AQUOS
LC-40U40
製品ページ

シャープ 40V型 AQUOS 4K 液晶テレビ HDR対応 高精細4K低反射液晶パネル LC-40U40
AQUOS
45US40
製品ページ

シャープ 45V型 AQUOS 4K 液晶テレビ HDR対応 リッチブライトネス搭載 LC-45US40
LG
43UF7710
製品ページ

LG 43V型 4K液晶テレビ IPS 4Kパネル/ウルトラスリムボディ/WebOS2.0 43UF7710
画面分割非対応(筆者購入)
LG
43UH6100
製品ページ

LG 43V型 4K液晶テレビ HDR対応 IPS4Kパネル 直下型LEDバックライト スリムボディ Wi-Fi内蔵 外付けHDD録画対応 43UH6100(2016年モデル)
LG
43UH6500
製品ページ

LGエレクトロニクス 43V型 4K 液晶テレビ UH6500シリーズ HDR対応 IPS4Kパネル スリムボディ Wi-Fi内蔵 43UH6500
LG
43UH7500
製品ページ

LG電子 43V型4K対応液晶テレビ 43UH7500
VIERA
TH-40DX600
製品ページ

パナソニック 40V型 4K 液晶テレビ VIERA 4K TH-40DX600
VIERA
TH-40CX700
製品ページ

パナソニック 40V型 4K 液晶テレビ VIERA 4K TH-40CX700
VIERA
TH-43DX750
製品ページ

パナソニック 43V型 4K 液晶テレビ HDR対応 VIERA 4K TH-43DX750
BRAVIA
KJ-43X8500C
製品ページ

ソニー 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ BRAVIA X8500C 43V型 KJ-43X8500C
REGZA
43J10X
製品ページ

東芝 43V型 4K 液晶テレビ REGZA 43J10X

3. シャープ

 結論からいうと、シャープのAQUOSが、PinPが可能な唯一の4Kテレビです。PinPが必須ということであれば、AQUOSを選択することになります。

 シャープについては、AQUOS LC-40U30、LC-40U40、LC-45US40の3機種を調査しました。マニュアルによれば、AQUOSは、PinPとPbyPに対応しています。さらに、面白い機能としてはスマホの画面をMiracastで転送してPbyPする機能もあります。

f:id:toranosuke_blog:20170128193235p:plain:w600
引用元:取扱説明ガイド
f:id:toranosuke_blog:20170131140601j:plain
引用元:AVwatch PinPに対応。子画面のサイズは、大中小から選択。画像は、LC-45US40の中サイズ。
シャープAQUOSの2画面表示


AQUOSが、PinP機能がある唯一の4Kテレビ

4. LG

 価格コムでリストアップされたのは、43UH6500と43UH7500です。これに、私が購入した43UF7710とアマゾンで購入可能な43UH6100を加えて比較します。

 LGの公式ページで仕様を比較しても、仕様には画面表示の記載がありません(仕様比較)。どこに違いがあるのか、探すと、LGのテレビOSであるWebOS3.0の機能の一つとして、画面分割が追加されたようです(LG英語版ページ)。WebOS2.0では、画面分割はサポートされません。UH6100, UH6500, UH7500はWebOS3.0で画面分割には対応しています。一方、UF7710は、WebOS2.0で画面分割には対応していません(実機で再確認しましたが、やはり機能はありません)。

 さて、LGの2画面表示機能ですが、マニュアルを読んで見ても、左右への画面分割で親子表示には対応していないようです。

f:id:toranosuke_blog:20170128161127p:plain:w300
LGのWebOS3.0における画面分割。引用元:カタログ(17ページ)
LGは、親子表示には対応していない。

5. パナソニック

 パナソニックからは、VIERAのTH-40DX600、TH-40CX700、TH-43DX750、TH-40AX700の4機種が検索で残りましたが、このうち、TH-40CX700とTH-40AX700は生産終了品です。TH-40AX700については価格も高く、取り扱いも一店舗だけなので、除外し、残った3機種を比較します。

 パナソニックの2画面表示は、マニュアル(DX600(pp.107), DX750(pp.112), CX700(pp.109))によれば、以下のような左右表示(Picture Out PictureとPicture By Picture)で、親子表示(PinP)はないようです。

f:id:toranosuke_blog:20170128183855p:plain パナソニックの2画面表示。 引用元:DX750操作ガイド(pp.112)
親子表示には対応していない。

6. ソニー

 調査対象は、BRAVIA KJ-43X8500C。2015年モデルで既に生産は終了していますが、一応調べてみました。新しいモデルでは、画面分割機能をサポートしていません。

 ホームページの説明によると、2画面表示は、PbyPのみで、PinPはありませんでした。

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ソニーBRAZVIAの2画面表示。 引用元:BRAVIAのFAQ

7. 東芝

 東芝のREGZA 43J10Xは、2014年モデルですが、一応、調べてみました。PbyPのみの対応で、さらにHD(1920x1080)よりも解像度の大きい信号には対応していませんでした。東芝も現行モデルでは、画面分割をサポートしていません。

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東芝REGZAの2画面表示。 引用元:東芝HP

8. 最後に

 あまりにも、PinPの対応機種が少なかったので、サイズ・解像度を限定せず、画面分割機能の有無を調べてみたところ、現行モデルで発売しているのでは、シャープ、パナソニック、LGのみのようです(検索結果)。画面分割機能は、テレビ視聴用途ではほとんど使わない機能なので、削られてしまったということでしょうね。

 さらに、PinPとなると、対応しているのは、シャープのみです。

 PinPは、パソコン用モニタとしてテレビを使う場合、重宝する機能なので、各社が対応しなくなっているのは残念です。

(2017/1/31)

最新価格

5万円以下で買える4K出力対応パソコン(2017年1月版)

 低価格なパソコンでも4K出力に対応するものが多くなってきました。

 1年ほど前に探したときには、低価格帯の4Kパソコンはほとんど無かったのですが、CPUがCherry trailや Apollo Lakeの世代に変わり、安価なCPUでも4K対応となったことが大きいようです。 4K(3840×2160)の解像度があると、フルHD(1920x1080)の4画面分あるので、非常に快適です。もうHDには戻れません。

 それに応じてディスプレイサイズも大きいものが必要になりますが、40インチ前後の4Kモニタ・4Kテレビも5万円台から購入できるようになりました。

 今回は、5万円以下で購入できる4K出力対応のパソコンと、低価格な4Kモニタ・4Kテレビについてまとめました。

1. CPU

 5万円以下で購入できる4Kパソコンで使われていたCPUを表1にまとめます。世代交代は進んでいますが、CPUベンチマークを見ると新しいCPUだからと言って極端に性能が向上しているというわけでもなさそうです。但し、コア数には注意が必要ですね。Apollo Lake世代のCeleron N3350(2コア)のベンチマークの値は、1202とかなり低めの数字です。

 気になるCPUの性能比較には、以下のサイトが便利です。

f:id:toranosuke_blog:20170124140303p:plain 用途のDはデスクトップ向け、Nはノート・モバイル向け、Tはタブレット向けです。
表1. 低価格の4K出力対応PCで使われていたCPU。

2. 5万円以下で買える4Kパソコン

 メモリ4G以上、価格5万円以下の条件で主に価格コムとアマゾンから探しました。また、同一ベンダで複数モデルがある場合には、個人的に欲しいものをピックアップしています。

 なお、DELL、ASUS、マウスコンピュータ、ドスパラなどは、スペック的には4Kの外部出力が可能と思われるパソコンもありますが、仕様に記述されていない(見つからない)ので、大部分はリストアップできませんでした。また、国内の大手ベンダは、東芝を除くと、4K出力以前に、そもそも4GBメモリ以上搭載の低価格PCがありませんでした。

2.1 スティックPC

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 スティックPCより、ミニパソコンの方に魅力を感じますが、スティックPCを選ぶとするならば、ドスパラのDiginnos DG-STK4Sでしょうか。Cherry Trail世代のAtom x5-Z8500でCPUベンチマークの数字も、1698とそこそこ良いです。ドッキングステーションを付ければ、有線LANやUSBポートも増えて、ちょっとしたミニパソコンになります。

2.2 ミニパソコン

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 1年前は4K出力できるミニパソコンも少なく、中華製ミニパソコンVOYO V3が飛びぬけたスペックの格安パソコンだったので、ついつい手がでてしまいました。

VOYO V3、中華製4Kミニパソコンが凄い! (X7-Z8700, 4GB, 128GB-SSD, 4K出力可能) - 虎之助の徒然記

 現在は、この後継機の位置づけでしょうか、VOYO V1 VMac miniPCという機種が200ドル前後の価格で販売されています。Apollo Lake世代のCeleron N3450あるいはPentium N4200を搭載しています。前の機種で問題があった発熱対策のためファンを加えるとともに、有線LANも付きました。メモリも8GBまで増設可能、2.5インチのHDD/SSDも搭載できるようです。1年前と違うのは、競合相手がいることでしょうか。

 信頼性とスペック・ブランドで言えば、HPのProDesk400G2が魅力的です。但し、5万円弱なので、個人的には位置づけが微妙です。いろいろアップグレードして、本格マシンにすると、結構なお値段となります。お遊び端末としては、高すぎるので、やはりVOYOを買ってしまいそうです(笑)。

 国内購入できる安めのパソコンだと、販売開始されたばかりのECS LIVA Zシリーズですね。最新のApollo Lake世代のCeleron N3350やPentium N4200を使っています。M.2の拡張スロットもあるので、SSDを増設すると快適になると思います。

2.3 ベアボーン

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 ベアボーンは、基本的にOSなしなので、Windowsのライセンスが余っているか、Linuxを使わないと基本的に割高になります。個人的にはLinuxサーバ機として、安いのが欲しいと思っています。サーバ機に4K出力は要らないだろ、と言うツッコミが入りそうですが(笑)、4Kでなくても大して価格は変わらないので、デスクトップとしても使えれば、儲け物。ASRockのCeleron N3150、4GBメモリ、128GBのSSD搭載機が非常に魅力的。衝動買いしてしまいそうです。

2.4 ノートパソコン

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 ノートPCは、ちょっと大きめなミニパソコンとして使うということもできます(私のdynabookが現在その状態に近いです)。

 4K出力は東芝のお株と思っていたのですが、Lenovo、ASUSも出していました。スペック的にはLenovoのThinkPad(Core i3-4000Mモデル)か、ASUSのVivoBookで、同じぐらいなら発売時期が新しいASUSでしょうか。また、安さを追求するなら、LenovoのV310となりそうです。

2.5 デスクトップ

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 Lenovoか、HPの2択。スペック的には、LenovoのS510ですが、個人的には、HPを良く買うので、買うとしたら、HPのProDesk 400を購入すると思います。もっとも、デスクトップは、場所を取るので、当面購入する予定はありません。

2.6 最新価格

  • Amazonインスタントストアの機能で、アマゾンの最新価格をまとめました(こちら)。
  • デスクトップ・ミニパソコンについては、価格コムから検索できます(こちら)

3. 4Kディスプレイ・4Kテレビ

3.1 画面サイズとフレームレートについての注意点

画面サイズ

 4Kとなると、ディスプレイも大きめのものが必要となります。私の場合、43インチの4Kテレビを使っていますが、ちょうどよい文字サイズとなっています。ディスプレイと顔の間の距離が60cm~80cmで使っていますが、この距離だと、画面サイズは最大でも50インチぐらいが限界ではないかと思います(視野に入りきらない、画面を斜めに見るなどの問題あり)。距離をとることができれば、画面サイズが大きくても構わないと思いますが、机も距離に応じて大きくしなければならないので、大きいから良いというものでもありません。要注意。小さい方のモニターサイズに関しては、目の良し悪しに依りますが、少なくとも30インチぐらいは必要ではないかと思います(私には文字が小さくなり過ぎます)。

フレームレート

 また、60Hzで描画したい場合には、ポートに気を付ける必要があります。フレームレート60Hzには、HDMI 2.0か、DisplayPort1.2以上が必要です。現在、4Kモニタ、4Kテレビ共にほとんどの機種がフレームレート60Hzへ対応していますが、テレビの場合は、DisplayPortを備えない機種がほとんどです(モニタでもテレビでも、HDMI2.0には対応)。60Hz出力可能なパソコンは、DisplayPort/HDMI2.0のどちらか(あるいは両方)で対応していますので、出力端子については確認しておいた方がよいです。

 なお、DisplayPortから、4K出力できるHDMIに対応する変換アダプタは数多くありますが、HDMI2.0となると種類は限られます。

3.2 4Kモニタ

 価格コムで35インチ~50インチで調べても、10万円以下の格安モニタは、次の3機種しか見つかりませんでしたが、それでも、1年前は、Philipsしか選択肢がありませんでしたので、増えてはいます。

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4Kモニタの価格(2017/1/25現在, 最新価格は、価格コムAmazon)


ベンダ モデル名 サイズ価格コム アマゾン 公式ページ
DMM.makeDME-4K50D 50型
IO-DATA LCD-M4K401XVB 40型
Philips BDM4350UC/11 43型

3.3 4Kテレビ

 テレビも見たいということであれば、4Kテレビになります。こちらも、安い機種が増えてきました。昨年4月に価格コム最安値でLGの43型テレビをAmazonから79,800円で購入しましたが、1年経たないうちに、最安値が2万円ほど低くなりました。

 37型から46型の2016年モデルで、各メーカの最安値品を選んでみました。

f:id:toranosuke_blog:20170125173908p:plain 4Kテレビの価格(2017/1/25現在, 最新価格は、価格コムAmazon)


ベンダ モデル名 サイズ価格コム アマゾン 公式ページ
ハイセンス HJ43K300U 43型
LG 43UH6100 43型 -
LG 43UH6500 43型
パナソニックVIERA TH-40DX600 40型
東芝 REGZA 40M500X(K) 40型
シャープ AQUOS LC-40U40 40型
ソニー BRAVIA KJ-43X8300D(S)43型

 価格コムで見つからなかったLGの43UH6100を追加しました。仕様比較(PDF)によれば、43UH6500との差はサイズ・重量・消費電力などとUSBポートの数の違いだけでした(UH6100は1ポート、UH6500は2ポート)。公式ページの販路は、UH6100はアマゾンのみ(型番から言っても、恐らく、UH6100は旧モデルなので、その分安い?)


 昨年、LGの4Kテレビ(43UF7710)を購入しましたが、パソコンモニタとしては、満足しています。但し、テレビとしては、ソニーと比べると、いろいろと残念なところが目立ちます。ピクチャインピクチャができないので、テレビを見ながら、パソコンを使うということができません。当時は格安テレビの選択肢が他になかったので仕方がないですが、今なら、ピクチャインピクチャがある機種を選びます。他に格安の1byoneの室内アンテナで受信が不安定(Braviaでは受信可)とか、AmazonビデオやU-NEXTの操作性が悪いのも残念な点でした。

(追記:2017/2/4)
 その後、ピクチャ・イン・ピクチャができる4Kテレビを探したところ、対応している機種がほとんどありませんでした。また、AmazonビデオとU-NEXTに対応しているテレビも、LG, VIERA, BRAVIAしかありません。今は、1000円弱で購入したUSBスティックタイプのワンセグチューナでPinPを実現しています。これで十分満足できるので、当時のLGのテレビは正しい選択だったと思っています。

 今だと、LGの43UH6100、VIERA TH-40DX600か、PinPできるAQUOSのLC-40U40の三択かな (LGとは、約1万5000円、約2万5000円の価格差なので、少し悩むと思う)。

4. 最後に

 低価格でも4K出力できるパソコンが多くなりました。1年前とは様変わりです。4Kテレビも安くなってきたので、昨年、我が家も4K環境に移行しましたが、物凄く快適です。もう1920x1080のフルHDには戻れません。低価格パソコンでも、ヘビーユーザでなければ、それなりに満足できるレベルになっているのではないかと思います(贅沢を言えば、メモリ8GB、SSDは欲しいところですけど)。

(2017/1/25)

関連記事

VOYO V3、中華製4Kミニパソコンが凄い! (X7-Z8700, 4GB, 128GB-SSD, 4K出力可能)

 自宅のデスクトップ環境を4Kに移行すべく、4K出力できるパソコンを物色していたところ、約200ドルで4K出力可能な魅力的なスペックのミニパソコンを発見・購入しました。それが、4K出力対応のミニパソコンVOYO V3です。

 4K出力に加えて、Cherry Trail世代のAtom最上位のX7-Z8700搭載、4GBメモリ、128GBのSSDと約200ドルのパソコンとしては最強スペックです。

(ベンダの公式ページは、VOYO mini Pc-Box_V3)

 購入したのは2016年の春ですが、今回はこのパソコンを紹介します。

目次

1. スペック

 VOYO V3のスペックは、以下の通りです。

  • OS: Windows 10 Home(64bit, 英語版)
  • CPU: Intel Atom X7-Z8700 (Cherry Trail世代のAtom最上位)
  • RAM: 4GB
  • ストレージ: 128GB (M.2 SSD)
  • ネットワーク: 802.11, Bluetooth4.0(技適なし)
  • 入出力: USB2.0, USB3.0×2, 3.5mmオーディオジャック, microSDスロット
  • ビデオ出力: mini-HDMI。4K出力可(3840x2160@30fps)
  • 電源入力: USB Type-C (ACアダプタ付)
  • サイズ: 130×130×9.9mm / 重量 200g

 これまでのミニパソコン仕様から、CPUもメモリもストレージも一歩も二歩も飛びぬけた仕様です。特に私が惹かれたのは、4K出力、メモリ4GB、SSD128GBです。これだけ、スペックが揃って、200ドルは格安です。でも、少し心配なのはやはり中華製というところ。いつも、はらはら、どきどきしながら購入しています(笑)。

 スティックPCの走りであるMeeGoPad T01も使ってみましたが、ブラウザとしてちょっと利用する分には十分だけど、少しヘビーに使おうと思うと、2GBメモリや32GBのeMMCでは性能不足でした。Bay Trail世代のミニPC・スティックPCの典型的スペックは、Atom Z3735F、2GBメモリ、32GB eMMC、Windows10 (または、Windows8.1 with Bing)といったところ。Cherry Trail世代になっても、CPUがZ3735Fから、Cherry Trail世代(x5-Z8300, x5-Z8500など)に移行していますが、その他はおおよそ同じという製品が大部分なのですよね。

f:id:toranosuke_blog:20170120002630j:plain:w320f:id:toranosuke_blog:20170120002635j:plain:w320

2. 入手

2.1 入手先

 中国のショップからの購入ですが、当時はAliExpressよりもGearBestの方が50ドル以上安かったので、今回初めてGearBestを利用しました。GearBestも、評判はそこそこ良さそうです。現在は、AliExpressでも安い出品があります。また、Amazonからも購入できます、

 今のところ、中国からの購入でトラブルに会ったことはありませんが、トラブルのことを考えれば、Amazonからの購入が安心です (が、3万円となると微妙なお値段になりますね。今では国内でもスペック的には劣るものの5万円前後で4K出力できるブランド品のパソコンが買えてしまいますので...)。

2.2 価格

 私が購入したのは、2016年の4月1日。GearBestで本体価格199.19ドルと配送保険料4.98ドルで計204.17ドルをPayPalで支払いました。

  • 支払額: ¥23,815 JPY ($204.17 USD)
  • 外貨換算レート: 116.64円/ドル
     3月31日から4月1日の間の高値/安値が112.7-111.6ドルなので、約4-5円の為替手数料が取られているようです。

 また、配送は無料指定。AliExpressの無料配送だと、シンガポールポストで2週間前後で届く場合が多かったのですが、GearBestの場合、ハンガリーポストでした。配達に時間が掛かりそうでしたが、Expedited Shipping (DHLなど国際宅配)より20ドルぐらい安かったので無料配送にしました。

 GearBestで再確認したところ、現在ではPriority Line (Japan Direct Line)という配達が3ドル弱でできるので、日本直送便が良さそうです。

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図1. GearBestの現在価格と配送オプション。(2017年1月17日現在)

2.3 配送

 注文から到着までえらく時間が掛かりました。

  • 4月 1日:注文
  • 4月12日:ハンガリーポスト受入
  • 5月 3日:到着
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図2. 配送のトラッキング情報。
ハンガリーポストは受入は迅速に反映されますが、配送履歴がほとんどない。


 注文から到着まで約1カ月。ハンガリーポストのトラッキング情報も受入後は、なかなか更新されないので、ちょっと心配になりましたが、ブダペスト経由で地球一周の旅をして届いたようです(笑)。

2.4 梱包物

  • 本体
  • miniHDMI-HDMIケーブル
  • ACアダプタ(12V×2A, USB Type-Cのケーブルと一体)
  • マニュアル・保証書
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図3. 梱包物。

3. 使ってみての感想

3.1 使ってみる

3.1.1 中身は普通のWindowsパソコン

 初期状態は、付属ソフト一切なしのシンプルな英語版の64ビット版Windows10 Homeです。現在は、日本語化して、ChromeやGoogleドライブ、TeraTermなど最小限のソフトだけインストールして使っています。日本語化については、以下の記事が参考になります。日本語化すれば、ごくごく普通のWindowsパソコンです

f:id:toranosuke_blog:20170116005008p:plain 図4. 4K画面のキャプチャ。

LG製の43インチの4Kテレビをモニタにして、パソコン作業用に使っています。1920x1080が4面分なので、ウィンドウを沢山開いてもストレスなく、非常に快適です。もう、1920x1080には戻れません (LGの最新モデルが7万円を切る価格になっています。10万円で4Kパソコンが手に入る時代になったのですね...)

3.1.2 やはり高温になる!

 ファンレスなので、負荷を掛ければ当然熱くなることが予想できますが、予想通りでした(笑)。ファンを付けた台の上に載せて使っています。ファンは、デスクトップPCを分解してでてきたものを使い回していますが、エアーフローは強力というわけではありません(これでも本体の表面温度は十分に下がる)。ノートパソコン用の冷却台なら、もっとよく冷却できると思います。

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(a) 下段の白いのがVOYO V3。
上段はラズパイ3とHDD×4台。
(b) 5cm角のファンを二つ取り付ける。
図5. ファンの設置。

3.1.3 温度を計測した

 ファンの有無や負荷の有無で、内部の温度を調べた結果を表1に示します。動画再生では、YouTube, Amazonビデオ, U-NEXTを3つ同時に再生してCPU負荷を上げています。負荷なし(①~⑥)のCPU使用率・CPU電力は、ちょっとしたことで大きく変動するので、無視しても構わないと思います (①だけは何か負荷がかかっていたみたい)。

 ファンの効果をみると、CPU・SSDを5℃から10℃程度冷却できているようです。いまは冬場なので、ファンなし・高負荷でもCPU温度80℃弱、SSD温度50℃で済んでいますが、夏場になれば、ファンは必須となりそうです。

Atom x7-Z8700の仕様上の許容温度は、90℃ (Intelのページ)。
FORESEEのSSDの許容温度は、70℃ (FORESEEのページ)

表1. VOYO V3のCPU温度と消費電力。
内部状態の計測ツールは、Open Hardware Monitor。消費電力の計測は、サンワサプライのワットチェッカー
ファンCPU使用率CPU温度CPU電力消費電力SSD温度室温
① 負荷なし 32.0 % 48 ℃ 3.1 W 5 W 33 ℃ 5 ℃
② 負荷なし 8.2 % 27 ℃ 1.4 W 5 W 21 ℃ 5 ℃
③ 負荷なし 3.9 % 38 ℃ 1.4 W 5 W 32 ℃ 10 ℃
④ 負荷なし 4.7 % 33 ℃ 1.4 W 5 W 28 ℃ 10 ℃
⑤ 負荷なし 1.5 % 47 ℃ 1.4 W 7 W 37 ℃ 18 ℃
⑥ 負荷なし 1.5 % 38 ℃ 1.3 W 7 W 32 ℃ 17 ℃
⑦ 動画再生 78.1% 77 ℃ 3.9 W 11 W 50 ℃ 18 ℃
⑧ 動画再生 85.9 % 79 ℃ 5.8 W 12 W 41 ℃ 17 ℃
f:id:toranosuke_blog:20170117203443p:plain
⑦ファン無し
f:id:toranosuke_blog:20170117203449p:plain
⑧ファン有り
図6. Open Hardware Monitorの出力例。
SSD温度がファン無しで50℃、ファン有りで41℃でした。

3.2 優れた点・気に入った点

  • 体感速度的には十分に実用的
    • Atomでも、ブラウザを普通に使う分には十分高速です。
    • メモリは4GBなのでそれなりですが、SSDが効果大。
       Chromeでいくつもタブを開くと、直ぐにメモリ不足になりますが、スワップが発生した場合でも、SSDなので、eMMCより高速に反応します。スワップに関しては、私が持っているSSHD(SSDキャッシュ付のHDD)のdynabook AZ77(CPU Core-i7)よりも、高速に感じます。
  • 4Kモニタにも出力できます
    • 3840x2160@30fpsで描画できます(dynabook AZ77と同じレート)
      但し、付属のHDMIケーブルではときどきチラつくことがありました。手持ちのケーブルに交換したら、問題なく表示できるようになりましたが。
  • 4K動画もなんとか再生できます
    • YouTubeの4K動画は、Chromeではときどきカクツキますが、Microsoft Edgeならば、スムーズに再生できました。
  • コンパクトで綺麗なデザイン
  • プリインストールされているソフトウェアがない
    • 中華製パソコンにありがちな余計なソフトウェアが全く入っていません。OSが英語版といっても中国系ソフトがプリインストールされていることがあるので、そういうものが全く入っていないところは安心できます。

3.3 残念な点

3.3.1 スペック上の残念な点

 スペックで予め分かっていることではありますが、有線LANポートがないのが残念な点です。

3.3.2 その他の問題点・残念な点

 中華製パソコンは、ハイスペック品が超低価格で買えるので、ついつい手が出てしまいますが、中華品質なので、買ってみないとどんなものが届くか良く分かりません(笑)。但し、数年前の中華タブレットに比較すると、遥かに品質は向上しています。デジタル系のところでは、ほとんど問題が起こることはなくなり、どちらかといえば、アナログ系で問題が発生します。

  • 本体が高温になる
    • ビデオ再生時など、負荷が高くなる場合に、本体が高温になります。お茶を入れたときの湯飲み茶碗ぐらいの熱さです。普通の負荷であれば、酷く高温になることはないので、大きいヒートシンクを本体に貼り付ければ大丈夫かもしれません。
  • wifiは、不安定で使い物にならない
  • 付属のHDMIケーブルでは、4K出力が不安定
    • 買い置きしてあったminiHDMI-HDMIのケーブルでは、問題なく4K出力できました。
  • スリープモードがない
    • シャットダウンするか、起動したままにする必要があります。
  • 標準で"voyo"というアカウントが設定されている
    • 直ぐに使えるので、便利と言えば便利ですが...。
  • 電源スイッチが華奢
    • 電源スイッチが少し華奢に感じます。可動部なので、将来的には故障する部分かもしれません(今のところ問題なし)。
  • Ubuntuがインストールできなかった
    • Ubuntu16.4でインストールを試みましたが、"efi:requiested map not found."となって、残念ながらインストールできませんでした。インストールの仕方が悪かったのか、Ubuntu側のUEFI対応が不十分なのか、VOYOが原因なのかよく分かりません。

4. まとめ

 4KミニパソコンVOYO V3は、非常にコストパフォーマンスに優れたマシンです。但し、高温になったり、wifiが不安定だったりと、まだまだ中華品質なところが残りますので、そういう点に対処できるなら、十分に満足できるものではないかと思います。

(2017/1/18)

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Googleフォームを使って、はてなブログで投票集計

 最近のお騒がせな人たちの人気投票をちょっとやってみたいと思い立って、前回の記事を投稿しました。この記事では、Googleフォームを使って投票を集計しています。今回は、前回の記事を事例にGoogleフォームでの投票集計について紹介したいと思います。

1. ブログに使える投票ツール

1.1 投票ツールのまとめ記事

 アンケート・投票に使えるツールのまとめ記事がありました。

 こちらの記事は、比較的最近のもので、こちらを中心にチェックしました。

 SurveyMonkey, Questant, CreativeSurvey, GoogleDrive(Googleフォーム)が挙げられ、比較表がでています。

1.2 投票ツールの種類

投票ツールは大きく分けて、次の2つになると思います。

  • Webサーバを管理向けツールを用いる。
     自分でサーバを管理できて、PHPなどを自由に使える場合に使えるツール。
  • 外部サービスを用いる。
    • 商用サービス
    • 無料サービス

この中で、はてなブログの場合、外部サービスを用いる必要があります。無料サービスでアカウント作成不要のものをと考えていましたが、どの投票サービスも投票内容の編集などがあるので、基本的にアカウントが必要のようです。考えてみれば、そうですね。

 新規アカウントが作成不要ということで、今回はGoogleフォームを使って投票箱を作成しました。

2. Googleフォームによる投票フォームの作成

2.1 Googleフォームとは?

 Googleフォームは、Google Appsの一つで、アンケートや問い合わせなどに使える回答収集サービスです。

特徴としては、

  • 回答結果は、Googleスプレッドシートに記録されます。
  • (スプレッドシートの機能で)ユーザーからの回答があったときに、メールを作成者に通知できます。
  • 回答に対する確認メールを簡単に送信できます。
  • 質問で画像とコメントを併記できます。
  • (Googleへのログインなしでは)重複回答を禁止できません。
  • 問い合わせやアンケート集計、人気投票などに使えます。
     このブログの「お問い合わせ」リンクもGoogleフォームを使って作成しています。

 重複回答を禁止できないというのは、人気投票に使う場合は痛いところですね。

2.2 使い方

 使い方は、以下のブログを見れば、ほとんどのことはできると思います。

 実際に、投票を使った記事を書きました。

 この記事をはてなブログに埋め込む際に苦労した点は、以下の通り。

  • チェックボックスの文が短文でないと、回答のページが見にくくなります。このため、画像を入れて、その下に説明を加えたかったのですが、出来ませんでした。
  • ブログに埋め込む際に、横幅が足りず、フレームに埋め込まない場合では、1行に2つのアイテムが入ったのですが、フレームに入れると、1行に1つのアイテムになってしまいました。やたらと縦長になってしまいます。
  • 縦長になってしまったので、幅を小さくして、その横に説明を加えました。
  • scrolling="no"のオプションを加えることで、スクロールバーを消すことができました。
 <iframe src="https://~自動生成されたURL~" scrolling="no" width="400" height="2300" (以降はそのまま)>読み込んでいます...</iframe>
  • 幅・高さの調整が面倒です。特に、スクロールバーを消した場合、高さの調整が面倒。
  • スマホだと配置が崩れるので、フレームに埋め込まないページで表示する必要があります。このとき、フレームの横に書いておいた説明が、無くなります。

2.3 チェックボックスの説明文を長文にした場合

 チェックボックスを長文にした場合のサンプルを、記事の最後に加えました。先のブログの投票・回答と比べて見てください。こちらの方が、ページの作成は楽ですが、投票結果のページが美しくありませんでした。

3. 他のツールも使ってみた

 この記事の執筆に当たって、二つばかり、アンケート・投票ツールを使ってみました。

3.1 Creative Survey

投票のサンプルです。


フレームを使わない場合は、こちら

  • 重複投票の禁止などが可能で、質問の分岐、デザインもいろいろでき、詳細なアンケートやテスト作成などにも使えそうです。
  • 商用で使うのには向いていると思いますが、個人ブログのライトユーザーにはちょっとヘビーです。
  • 画像とコメントを同時に表示することはできませんでした。
  • また、投票結果を公開することができません。

3.2 アンケートクレール

http://enq-maker.com/

投票のサンプルです。

f:id:toranosuke_blog:20161219122526p:plain

フレームを使わない場合は、こちら

  • テキストベースで簡単に作成できるアンケート集計・投票ツールです。
  • 基本的に個人向けのツール。
  • ユーザアカウントを作るというよりは、アンケート毎に電子メールアドレス、パスワードをつけるという管理をしています。
  • 操作に悩むことはなく、サクッと作ってしまうのには便利です。
  • IPアドレスによる二重回答防止、集計結果の公開などができます。
  • ホームページのお知らせにこんな案内があります。
2013/11/19
14日よりサーバーがダウンしておりました。経理上の不手際で、ホスティング会社へのサーバー料金の入金がされていなかったためです。ご利用者の皆様に大変なご迷惑をおかけしたこと、深くお詫びいたします。今後このようなことがないよう注意いたします。誠に申し訳ございませんでした。

 サービスの継続性は大いに不安があります。

(追記) 2016/12/19現在、サーバからの応答がありません。アンケートクレールの投票サンプルはサンプル画像に置き換えました。

4. まとめ

 はてなブログでのGoogleフォームを用いた投票集計について、実例を交えながら紹介しました。

 いろいろツールはあるようなのですが、個人ブログということやサービス運営会社の継続性・信頼性などを考えると、Googleフォームが一番お手軽で良さそうです。いくつも不便に感じるところはありますが、重複回答禁止機能を除けば、必要最小限の機能はあるのではないかと思います。投票やアンケートのある記事を書くことはあまりないと思いますが...。

 ブログという点では、連絡先として電子メールアドレスを公開するのは嫌なので、連絡手段として問い合わせ先フォームを作るのには向いているのではないかと思います。このブログの連絡先もGoogleフォームを使って作っています。

(2016/10/23)

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付録 チェックボックスの説明文を長文にした場合の例

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