虎之助の徒然記

Dynabook AZ77のSSDへの換装 (2) HDD/SSDの入れ替え

【概要】
 dynabook AZ77を分解し、HDD/SSDを入れ替えを写真付きで説明します。底蓋さえ、開けられれば、HDDとSSDの入れ替えは簡単です。

1. はじめに

 我が家のメインマシンDynabook AZ77のHDDが壊れました。購入が2015年の10月頃なので3年弱の寿命でした。

 この故障を機にHDDをSSDへ切り替えることしました。先の記事では、データのバックアップについて書きましたが、今回の記事では、底蓋を外して、HDD/SDDを入れ替える作業について報告します。

2. サムスンの500GBのSSDを購入した

2.1 HDDの大きさの確認

 まずは、交換するHDDのサイズを調べました。通常は、2.5インチ型SATAです。しかし、内蔵ディスクが、1.8型HHDやM.2規格なのに、2.5型のSSDを購入したりすると、悲しい事態になります。

 まずは、製品仕様で確認しようと思いましたが、書いてありませんでした。他の型番のdynabookのSSD換装の記事を読むと2.5型だったので、たぶん、AZ77も、2.5型だろうということで、2.5型SATAのSSDを購入することにしました。

 考えてみれば、本体を開けて中身を確認してから、購入すれば、間違えはありませんね(笑)。

2.2 サムスンの500GBのSSDを購入

 dynabook AZ77のHDDは、SSDとハイブリッドのHDDの1TBでした。懐の具合が許せば、同じ容量としたいところですが、半分の500GBの容量としました。なお、1TBのHDDの内容を500GBのSSDに押し込もうとするので、後でいろいろとトラブルの原因になる(実際になった!)ので、同じ容量以上にしておいた方が安心です。

 価格コムで500GBクラスのSSDを調べると、売れ筋や安さで上位に挙がってくるのは、次の3機種(無名ブランドは除く)。

 チェックした項目は、厚さ、価格、ブランド、保証期間で、5年保証が目立つように書いてあったサムソンにしました(発注後、インテルも5年保証だと気が付きました。同じ条件なら、インテルの方が好みなのですが、キャンセルも面倒なので、そのままサムスンを発注。crucialは3年保証)。

 価格は、アマゾンでもほぼ同額で購入できるので、アマゾンからの購入です。購入当時は、13,973円でしたが、2018年8月22日現在では、12,684円(500GB)、25,800円(1TB)、49,421(2TB)、103,800円(4TB)となっています(最新価格は、ここ)。お金に少々余裕があれば、1TBが欲しいところです。

3. 筐体の分解とHDDとSSDの交換

 基本的には、①ネジを外して、②底の蓋をパカっと開いて、③HDDの交換です。このうち、②のパカっと開けるのが壊しそうでびくびくしながら行う作業になります。

3.1 ネジを外す

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このパソコンを分解します。

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据え置きで使っていたので、裏側の吸気口は埃だらけ。

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バッテリーを外す。妙にコツがいる。

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底面のネジを外す。全部で17個(本当は、18個外す。後述)

3.2 パカっと開く

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本体側と底面側に隙間を作って、徐々に外していく。

 爪を使って素手でも作業はできますが、専用の工具があるのでしょうね。ここが、もっとも神経を使うところです。下手に蓋を開けようとすれば、カバーの爪や内部部品などを壊しそうなので、いつも苦労します。

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そのまま開こうとすると、ブルーレイドライブが引っかかる。
ここで、強引に開けようとすると、本体を壊します。

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ブルーレイドライブを固定しているネジを外す。

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ドライブを外すと、ドライブに隠れていた18個目のネジが現れる。このネジを外す。

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無時、蓋が外れました。

 写真の左上がファン、それに太い銅管で繋がっているのがCPU、その右側がメモリ、手前の青いのがHDDです。こんな銅管で熱を運んでいるとは思いませんでした。宙に浮かせてはいるようですが、付近に熱が籠りそうです。

3.3 古いHDDを抜き出す

 蓋が取れれば、後は、HDDをSSDに交換するだけです。

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ゴム製のマウンタをつまみ上げて、HDDを抜き出す。

 HDDは、東芝製のSSHD MQ02ABD100Hでした。壊れた1TBのHDDの内容を丸ごとコピーして、復旧させるなら、このハードディスクが安心です。

3.4 新しいSSDを挿す

 クリアインストールする場合には、購入したものをそのまま交換します。

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新しく入れるSSDは、Samsung 860EVOの500GB。

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ゴム製のマウンタを取り付けて、元の場所に挿入する。

3.5 BIOSで確認する

 後は、底蓋を閉じて、バッテリーを戻して、終了です。

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BIOSでディスクを確認。(BIOSに入るためには、起動時にF2連打)

4. おわりに

 無事、SSDへの交換が完了しました。

 下手に蓋を開けようとすれば、内部部品やカバーの爪を壊しそうなので、いつも苦労します。それさえ、問題がなければ、後は簡単です。

 次は中身の復旧です。

(2018/8/22)
(2019/7/11) 18個目のネジの場所が分かりにくかったので、写真を追加、本文を修正しました。

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